学校の保健室のようにいつでも 健康相談ができます。
地域交流の場として、趣味活動や健康体操教室、 家族のための介護教室等イベントを開催します。 月間スケジュールでお知らせしますのでお気軽にお 越しください。
料金表
- イベントに応じて参加費用徴収有(イベントカレンダーをご確認ください)
<まちの保健室レンタルスペース>
- 利用目的
少人数のミーティング、ワークショップ、講演会、学習会、料理教室、ランチ会の会場としてご利用ください
- 営業時間
平日9~16時(月)~(金)
日・祝・年末年始休み
午前:9~12時 午後:13~16時
- 利用料金
正会員 :3時間1,500円(時間外1時間1,000円)
一般 :3時間3,000円(時間外1時間2,000円)
- 正会員
スタジオ利用料50%OFFの特典があります。
年会費 9,000円
- 利用備品
部屋31㎡ 長テーブル3、円テーブル1、背もたれ椅子6、(全て利用料含)
- レンタル備品
プロジェクター1台1,000円/回
キッチンセット2,000円/回
(キッチンセット:ガスコンロ・キッチン・食器・調理器具・オーブンレンジ・冷蔵庫)
※ゴミは全てお持ち帰りください
- 申込方法
事前に電話・メールで空き時間を確認の上ご予約下さい。
電話:070-1362-8570
FAX:045-507-5598
メール:hokenshitu@personal-nurse.biz
- アクセス
〒225-0021 横浜市青葉区すすき野3-7-5
(電車でお越しの方)- 東急田園都市線あざみ野駅から
【すすき野団地行】
すすき野団バス停下車(徒歩2分)
【新百合ヶ丘駅行】
虹ヶ丘営業所バス停下車(徒歩8分)
【田園調布学園大学行】
ジェネヒルあざみ野バス停下車(徒歩6分) - 小田急線新百合ヶ丘駅から
【あざみ野駅行】
虹ヶ丘営業所バス停下車(徒歩8分)
- 東急田園都市線あざみ野駅から
料金はいくらですか?
相談は基本無料で行っています。
イベントは有料ですので、カレンダーでご確認ください。
レンタルスペースの予約方法を教えて下さい。
お電話にて使用する日時をお知らせください。空室状況は現在のところお電話のみの対応とさせていただいております。
まちの保健室はどうやって誕生したのですか?
創設者である看護師横山郁子が、訪問看護(自宅で看護を提供するサービス)を提供する中で、訪問看護に限らず身近に看護を必要としている人がいることを実感しました。
実際に地域の方と話をしてみると「最近全身の関節が痛くて、近くでどこの病院に行ったらいい?」「母を介護することになり、サービス提供の選び方や介護方法まで教えて欲しい」「手に力が入らないけど、様子を見てていいのか?」「父が入院したが、先生の説明が良くわからなくて・」等々
看護師に聞きたいという質問が沢山来たのです。
これだけたくさんの声があるならば、看護を気軽に利用してもらえる場を作ろうと2019年青葉区新荏田から始まり、2022年4月ナースの家すすき野(訪問看護ステーション)併設【まちの保健室】が誕生したのです。
ほぼ毎日のイベントが開催され、近隣の住民や大学生等毎月100名以上の方が利用されています。笑顔が絶えない場所になっています。
まちの保健室にはどんな相談が来ますか? 「本当はお薬を飲みたくない」
「病院に行ったら血圧が高かったので薬を出されたの・・でも家で測ったら正常なのよ!薬やめていいかしら?」
この方のように、お薬をもう飲まなくても大丈夫なんじゃないか、という相談をしたい人はとても多くいらっしゃいます。だけど、お薬を出している病院の先生には相談しにくいですよね。そんな時、まちの保健室に来ていただくと、こんな風に相談を受け付けています
薬を飲みたくない理由
この方は、できるだけ自然に生きて、極力、薬も飲まないようにしたいというお考えを持っていました。健康に対する意識も高く、薬を出されてからの1週間、血圧の変化をとても細く記録していらっしゃいました。その結果、若干、血圧も下がったように見え、本人としては薬の効果もでたので、再び薬を飲まない状態に戻しても良いのではと考えていました。
まちの保健室の相談員の対応
実際に薬が血圧にどの程度の影響を与えているのか細くチェックしてみることにしました。すると、看護師の目線からは薬の影響で血圧が効果的に低下しているようにみえ、薬の継続をすべきだと伝えしました。しかし、薬を減らせる可能性も探るため、血圧をグラフ化して記載してもらい、もう1週間、様子を見ることにしました。
受診のアドバイス
1週間後、血圧のデーターを見ると段階的に下がっているのがわかりました。そこで病院での受診の仕方をアドバイスしました。医師が見れば一瞬で理解できるグラフ化した血圧のデータを見せて、「出して頂いたお薬ですが、私は出来れば薬を飲まない生活をしたいと思っています。血圧ですが徐々に下がっていますが、お薬を徐々に減らす相談はできるでしょうか?」と医師への効率的な相談方法を提案しました。
やった~薬が減ったの
受診後の帰り「薬が減ったのよ~やったわ~」と笑顔でまちの相談室に来てくれました。その後3ヶ月でお薬は中止になったのです。
まちの保健室には、何を相談したら良いか分からない時だって大丈夫です。誰かと話をしたい時に立ち寄れる場所として、街の皆さんを支えています。
まちの保健室にはどんな相談が来ますか? 父の延命処置に関する相談
「80代の父親が肺がんによる吐血で救急搬送。医師から延命するのかしないのかと、今すぐ決断して欲しいと言われている」
重い決断を医師から迫られた
父親の病状が重く、自分で決断できない場合は家族が決定者となるしかありません。息子さんとしては1日でも父親には長く生きていて欲しいと考えているが、父親本人が日頃、延命治療はしたくないと言っていたたため悩んでいるという相談です。親の命を子供が決断するのは、非常に酷なことです。ましてや、医療知識があるわけでもない一般の方が、急に重い決断を迫られたら困ってしまうのも当然ですよね。
まちの保健室の相談員の対応
相談者が医師から聞いた父親の病状について、ひととおりお話を聞きました。すると、まだ十分に相談者だけの知識で話の全体像を理解するには、医療知識が不足している部分があるようでした。ですから、相談員が誰でも理解できるように、少しむずかしい医療のお話を通訳し細く丁寧に説明することにしました。
再度、医師に確認するようアドバイス
看護師の目線では、医師は延命をするかどうかの選択を迫っているものの、延命は難しいと考えているのではないかと感じました。しかし、まだ延命という選択肢が提示されているので、一体、何ができるのかが具体的に確認するようにとアドバイスしました。それにより、延命としてできることが父親本人に、どれぐらいの負担がかかるのかを把握し、最終決断をすることができます。そうすれば、ご家族も後悔の無い決断ができるはずだと考えました。
まちの保健室には、何を相談したら良いか分からない時だって大丈夫です。誰かと話をしたい時に立ち寄れる場所として、街の皆さんを支えています。
まちの保健室にはどんな相談が来ますか? 高齢で一人暮らし「将来が不安」
「今は元気だけど、先の事を考えたら心配で・・」と将来の心配を沢山抱えた方の相談です。
将来の不安
今の病気が悪くなったらどうしよう。自分で受診が出来なかったら、誰に頼めばいいのか?身体が動かなくなったらどうしよう。家に居たいけど施設に入らないといけない?金銭管理はどうしよう。誰がお金の管理は?家の売却は?車の処分は?葬儀は?・・・等と非常に多くの悩みを抱え相談にいらっしゃいました。
まちの保健室の相談員の対応 将来の健康状態を想像する
具体的な不安内容を整理します。先ずは健康のことです。この方は心臓に持病があり、定期的に受診をしています。相談の中で、一人で受診ができなくなった時の事を一緒に想像してみます。急に症状が悪化した場合は、救急車でかかりつけの病院に行くことにしました。徐々に悪くなったときは、【生活の行動範囲が狭くなる】ことを指標に、介護保険を申請して24時間いつでも繋がる介護サービス(訪問看護・ヘルパー)が受けられるよう、近くのケアプラザに行くようアドバイスしました。
専門家に繋ぐことも
次は相続の事です。身寄りがいないために、相続を誰にするのか非常に悩まれていました。ここは専門家にお繋します。先ずは、まちの保健室でやっている「遺言セミナー」をご紹介し、その後、司法書士の個別相談を受けて、現在は相続の手続きに入っています。今では「ずっと気になっていたことができたので、すっきりしたのよ!」と笑顔で報告に来てくださいました。
独り暮らしのポイント
先ずは自分の事を知っている、「集り」「仲間」作りを勧めています。まちの保健室は、何を相談したら良いか分からない時だって大丈夫です。誰かと話をしたい時に立ち寄れる場所として、街の皆さんを支えています。
まちの保健室にはどんな相談が来ますか? セカンドオピニオンに関する相談
「癌と診断され手術と言われたけど決心がつかなくて・・セカンドオピニオンを受けてみたいたいのです」この方のように、最近セカンドオピニオンに関する相談が多くなってきました。
診断をした病院の先生が悪い訳ではないけど、どうしても腑に落ちないでモヤモヤしている。セカンドオピニオンを受けたいのだけど、先生の信頼を裏切るようで悪いのでは?と思われている方が多いのです。
セカンドオピニオンを受けたいと思う理由
セカンドオピニオンを何故受けたいのか?話を聞きます。この方には別の病気があり、診断を受けた病院に長年通院されていました。しかし急に癌と言われ、「長年受診しているのに何故急に癌なのか?」と疑問を持たれたのです。
納得のいくまで情報を得ることが大切
自身の病気や治療については、納得するまで、何度も先生から話を聞くことを勧めます。先ずは現在の主治医に対して、疑問に思うことを率直に質問し情報を得るのです。それでも納得できない場合は、セカンドオピニオンで情報を得ることが必要だとお話します。この方は、主治医からもう一度説明を受けました。がんを疑わせる影が数年前よりあったが、炎症なのか腫瘍なのかは経過を見ないとわからず、経過を見た経緯があって診断に至ったので、急な診断ではないことがわかったのです。診断までの経過はわかりましたが、身体に侵襲が少ない治療法を模索したいということで、セカンドオピニオンを希望しました。「セカンドオピニオンと言ったら先生の気分を害するのではないか?」とよく聞きますが、医療者にとって患者さんが納得して治療を受けることが優先であることを伝えるのです。
看護師による受診同行
この方は自分の想いを上手く話す自信がないと、看護師の受診同行を希望しました。看護師が*¹アドボケーターとして相談者の意向を伝え、同時に医療側の説明を噛み砕いで説明するのです。結果、両者の合意が形成され診断から治療まで無事終えることができました。(*¹アドボケーターとは、自分の意見や権利を上手く伝えることのできない患者の代わりに、意見や権利を主張する代弁者のこと)
まちの保健室お申し込み
070-1362-8570